波照間島のこと

波照間島の黒糖は最高級!和菓子職人も求める味の秘密とは!?

2017/09/23

波照間島 黒糖

波照間島に広がるサトウキビ畑は、観光名所の1つ。沖縄各地で作られる黒糖の中でも、最高級と呼ばれる波照間島の黒糖はどのようにして生まれるのでしょうか?

今回はその秘密と、波照間島で楽しめる黒糖スイーツショップの情報をお届けします。




1. 栄養たっぷり!~黒糖ができるまで~

一般的に、健康に良い食べ物は「白いモノ」より「茶色いモノ」と言われており、砂糖もその内の1つ。「黒糖」はカラダに良いとされていますが、実は白砂糖も同じサトウキビから出来ることをご存じでしたか?

あの白い砂糖を作るには、多くの工程を経ますが、「黒糖」の作り方はシンプル。「サトウキビ」を小さく切り砕き、汁を絞った後、その絞り汁を8~10時間煮詰めることでできます。故に、白砂糖では精白中に失われてしまうミネラルやビタミンが「黒糖」にはたくさん含まれたままなのです。砂糖でありながら、人に必要な栄養素を補うことができます。

「黒糖」で作った料理は白砂糖で作ったモノに比べ、含まれるミネラルのおかげでコクが生まれるのです。沖縄料理の基本調味料としても黒糖は欠かせません。しかし、黒糖にも種類があり、「純黒糖」と呼ばれるモノと「加工黒糖」と呼ばれるモノがあります。「純黒糖」は原料がサトウキビから出来ており、単に煮詰めただけの100%ナチュラルですが、「加工黒糖」は黒糖に糖蜜や粗糖などいろいろブレンドして作られた黒糖になります。

2. 沖縄一の最高品質!波照間島の黒糖

沖縄の観光土産としても人気の「黒糖」ですが、「純黒糖」と呼べる黒糖は八重山各諸島のみで作られており、各島により、その味や形に特徴があり、さとうきび100%で作られた黒糖には「本場の本物」として沖縄黒糖マークというブランドの印がついています。

中でも、波照間島産の黒糖は沖縄一の品質として有名です。波照間島の黒糖はごろっと大粒で、しゃりしゃりとした食感、口の中にスーッと溶け込むような程よい甘さの中に黒糖らしいうっすらとした苦みが絶妙のバランスで、そのままお茶請けとしても、コーヒーのお供にも合います。

波照間島の黒糖は、観光地として有名な「ニシ浜」の近くにある波照間製糖工場にて作られています。サトウキビの収穫時期に合わせ、稼働しているのは12~3月頃までの期間。工場稼働中は、製糖中の甘い香りが漂っており、その時期に観光に行くならば、思いっきり深呼吸してみましょう。

島外でも波照間島産の黒糖は購入することが出来ますが、やはり島の売店で購入した方が安く、シーズン期間であればより出来立ての黒糖を手に入れることが出来ます。

3. 黒糖も鮮度が肝心!守り抜かれる伝統「ゆいまーる」

波照間島の黒糖が最高品質とされる理由はサトウキビの鮮度の良さ。サトウキビは刈り取ってしまうとその段階から糖度が下がり、品質が低下してしまうそうです。つまり、良い黒糖を作るには収穫から時間の経っていないサトウキビを使うことが重要になります。

工場の処理能力に応じて、収穫するサトウキビの量を決め、刈り取ったその日の内に加工できるよう農家と緻密な連携をすることで計画的に生産し、安定した品質を保つことができるのです。

沖縄には「ゆいまーる」という言葉が存在します。「ゆいまーる」とは、家族だけでなく、親せきや近所同士で、助け合おうという精神のことで、古くからその精神は農業にも当てはまっていました。

各農家のサトウキビの収穫を、地域ごと・部落ごとに分け、1人の畑を順番にみんなで収穫する…という仕組み。今ではほとんどのところで廃れてしまった文化ですが、波照間島には賃金制度を取り入れることで、今でも公平に「ゆいまーる」が機能しています。

「黒糖」づくりは島を支える重要な主産業。波照間島も高齢化や過疎化が進んでおり、苦しい状況ではありますが、農家・製糖工場の繋がりと伝統を守り抜くことで、沖縄一の品質とされる黒糖が出来るのではないでしょうか?

4. 波照間島で味わえる黒糖スイーツ!「パーラーみんぴか」

波照間島産の黒糖を使った黒糖スイーツを楽しめる場所は「パーラーみんぴか」。集落からは少し離れているものの、ニシ浜の近くで、バス停のようなかわいい看板が目印のお店。

このお店で有名なのは、かき氷。バリエーションも豊富にありますが、中でも人気なのは、「波照間黒蜜スペシャル」!器より高くこんもりと盛られた氷の上にたっぷりのきなことミルク、そして波照間島産の黒蜜がかかっており、さっぱりとした甘さで1人でもペロッと食べられてしまうおいしさ。

他にも、黒糖を存分に味わえるメニューは「杏仁豆腐 波照間の黒蜜かけスペシャル」。まぁるい杏仁豆腐に、たっぷりと波照間島産の黒蜜とさらに上には黒糖がトッピングされており、思わずかき氷と共に注文してしまう人もいるほどです。

観光でヒートアップしたカラダを程よくクールダウンするのに最適な甘味処となるでしょう。

パーラーみんぴか
沖縄県八重山郡竹富町字波照間465
11:00~13:00/14:30~17:00
定休日:木曜日
注意:天気が雨などの場合、閉店している日もあるので要注意!

おわりに

砂糖が苦手な人でも黒糖なら食べられる、と言われるほどの「黒糖」。最高品質と謳われる波照間島の黒糖は、古くから続く伝統に因るものでした。

観光の際には、沖縄料理だけでなく、波照間島の「味」として、黒糖を味わってみてはいかがでしょうか?


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